インプラントとは、歯の失われた場所に人工的な歯根を埋め込みその上に天然歯に近い人工歯を取り付け、自然に近い審美性と機能回復を追及した画期的な歯科治療です。また、1本の歯から総入れ歯までに適応します。


インプラントの歴史は古く、イギリスで骨の骨折治療を実験するうちに骨とチタンがくっつく(結合する)事がわかり現在のチタンインプラントへと進化しました。その中でも特にインプラント表面を処理して骨とつく表面積を増やしたものに人気が集中しています。

アメリカではアメリカ歯周病学会(AAP)の中にインプラント科があり不幸にして歯を失った方の最終治療として歯周病治療の延長線上に組み込まれています。日本においても国立大学歯学部にインプラント科の創設が続々と行われています。
当法人ではインプラント科を始めて以来30年以上他の先駆者と共に積極的にこの治療を進めてきました。


  入れ歯があわなくて悩んでいる方
  歯が抜けてしまったが隣の健康な歯を削りたくない方
  自然な歯並びに治したい方
  ※一本の歯から総入れ歯にまで対応できます。

   

★当院ではインプラント埋入1本22〜24万円で施術しています
今、世界でもっともよく使われているインプラントは整形外科
部門まで拡大すると圧倒的にZimmer社です。
歯科分野ではZimmer社、ブローネンマルク社、3i社が世界の
トップとなります。当院ではZimmer社製を使用しています。





インプラントは歯が失われた部位の顎の骨としっかりくっつきます(オステオインテグレーション)。骨としっかりくっつく事で自然の歯と同様かそれ以上に強くなり噛み応えもかなり自然に近いものになります。また、天然歯のような噛み合わせが回復する事により衰えていた表情筋を昔のようによみがえらせ、アンチエイジング(顔貌を若返らせる事)が可能になります。また、インプラントを行うことにより骨がかえって丈夫になることもわかっております。

一歯欠損の例
【従来の治療法】
【インプラント】
 
 
隣の健康な歯を削りブリッジします。健康な歯まで削るのはイヤですね。   インプラントは隣の健康な歯を削ることなく植立し人工歯を取り付けます。自分の歯と区別がつかない位、治療の後がわかりません。  

【インプラントで治療した術前/術後】
術前
 
術後 ー補綴唇側ー
メタルボンド(陶材前装冠)で回復

資料提供:(株)インプラテックス

義歯の例
【従来の治療法】
【インプラント】
 
 
<奥歯が数本抜けた場合>
取りはずしの入れ歯を作り、バーを左右に渡して固定します。さらに止め金で固定します。口の中にバーや止め金の異物は不快ですね。
  <奥歯が数本抜けた場合>
数本のインプラントを植立し、インプラント同士を連結します。入れ歯を固定するバーや止め金が不要となり、口の中がすっきりし、口臭も減ります。
 
 
  <歯が全部抜けた場合(全部床義歯=総入れ歯)>
全部に床のついた入れ歯を装着します。顎の骨が退縮するとすると入れ歯が不安定になりやすくなります。何とか動かないようにしたいものです。
  <歯が全部抜けた場合>
数本のインプラントを植立し、連結された維持装置に入れ歯を固定します。入れ歯が安定し、口の中で動いたり笑った時に飛び出したりすることはありません。
 

【インプラントの上にアタッチメントを付け、固定された義歯】
 
 
   


当法人では骨再生術など特殊な技術を用いて、骨が少なく、他の医院で断られた患者さんでもインプラントをする事が出来ます(骨再生術参照)。
骨の幅が薄い方・深さの足りない方・骨密度が低い方、遠慮なくご相談ください。

インプラントと骨再生術を行った際のレントゲン写真
<術前>
インプラント(A)に対して骨の高さ(B)が足りません。
<術直後>
インプラントと骨移植を同時に行いました。
<9ヶ月後>
骨がインプラントのレベルまで出来ています。(矢印が元の骨のレベルです)


義歯を作成する等の方法により、インプラント埋入当日から硬いものは無理ですが、柔らかいものは食べていただく事が可能です。

CT(断層撮影)